Android 13 で導入された AdServices モジュールはプライバシー サンドボックス イニシアチブをサポートしています。このイニシアチブは、オンラインでの人々のプライバシーを保護するとともに、デジタル ビジネスで成功するためのツールを企業とデベロッパーに提供するテクノロジーの開発を目的としています。
詳しくは、Android デベロッパー サイトをご覧ください。
目的
プライバシー サンドボックス イニシアチブの目的は次のとおりです。
- ユーザー情報を公開する必要のない新しい技術を構築する
- パブリッシャーとデベロッパーがオンライン コンテンツを無料で提供し続けることを可能にする
- 業界と協力して新しいインターネット プライバシー標準を構築する
モジュール境界
AdServices アーキテクチャ: モジュール境界がないまったく新しいコードです。
コードの場所: packages/modules/AdServices
図 1 は AdServices モジュールのセットアップを示しています。
図 1. AdServices モジュールの API 設計
図 2. AdServices モジュールのセットアップ
パッケージの形式
パッケージの主な機能は APEX(com.google.android.adservices
)で提供される予定です。
プライバシー保護 API の機能は APK(com.google.android.adservices.api
)で提供される予定です。
SDK ランタイムの機能は APK(com.google.android.app.sdksandbox
)で提供される予定です。
AdServices について詳しくは、以下のページをご覧ください。
依存関係
- 新しいマニフェスト タグ(SDK を参照する)を解釈するための PackageManager の変更
- SDKSandbox の新しい sepolicy ドメイン
- SDKSandbox の制限: ストレージ、インテント、ブロードキャストなどの制限
- 明確に定義された権限: 広告 SDK はアプリから権限を継承しない
- サンドボックスの UID を処理するための OS の変更